米田酒造-松江市-
原材料名:米(島根県産)、米麹(島根県産)
原料米:縁の舞(島根県独自酒米)
精米歩合:65%
使用酵母:島根K-101(9号系)
アルコール:17.4%
日本酒度:+1.0
酸度:1.9
アミノ酸度:1.8
流通・保管:常温流通可能、到着後は要冷蔵
出雲神話で日本酒発祥の地とされる島根県において、新たな酒米[縁の舞](えにしのまい)が誕生しました。
この酒米は母方に山田錦、父方に01-66という県独自の品種をかけ合わせて育成されました。そして、2018年に品種登録を出願し、2019年に「縁の舞」という名称に決まりました。
縁の舞の特性として収穫量の多さが挙げられます。
10アール当たりの収穫量は山田錦よりも約10%多く、山田錦よりも収穫時期が早い早生品種であるため、寒くなる時期が早い県内の中山間地でも栽培できることが魅力です。
これだけ聞くと、まるで収穫量重視の酒米だと思われます。
しかし、味わいにも一定の評価があり、2004年に品種登録された佐香錦に比べると、まろやかで味わいが良く、大吟醸クラスの酒造りにも対応しているようです。
すでに一部の酒蔵ではこの酒米を使った日本酒を製造販売しています。
今回は、原料処理(限定吸水)に重点を置き、外硬内柔の蒸米に仕上げることで制麹工程、もろみ工程も順調に進みました。
[味わい]
食中酒に向いた穏やかに心地良い香り。
米の旨味と甘みがしっかりと感じられ、嫌味のない酸が後切れよくしてくれています。