酒持田本店-出雲市-
穏やかな香りとまろやかな米の旨味を引き出した食を誘う上品な特別純米酒。
体調に合わせて冷やでもぬる燗でも。
穏やかな香りと、米のやさしい旨みがふんわりと広がる——
まさに“ひとくちで食を誘う”ような、上品な特別純米酒です。
香りは穏やかで、ほんのりバナナを思わせる酢酸イソアミルのニュアンス。そこに米と麹の香りがやさしく重なります。口に含めば、米由来の甘みとまろやかな旨みがやわらかく身体を包み込み、心がふっとほどけるよう。冷やしても、ぬる燗にしても、どちらも心地よく寄り添ってくれます。
1978年から造り続けられている、酒持田本店の定番酒。派手さはないけれど、派手さがないからこそ飽きがこない。いつでもそばに置いておきたい。
開栓後、常温で置いておいても味が伸びていく、熟成にも向いているポテンシャルがある。
料理を選ばず、和洋中はもちろん、甘めのスイーツや果物にもそっと寄り添ってくれる懐の深さ。
● 出汁のきいたやさしいおつまみと
・焼きちくわ、さつま揚げ
→ 出汁感に寄り添って、自然に馴染む。
・冷奴+塩昆布
→ 塩気や旨味に寄り添いながらも、酒の甘みがふわっと広がる。
● 濃いめの味付けにも負けない
・鶏の照り焼きや醤油ベースの煮物
→ 甘辛い味つけにも負けずに調和。旨味同士が喧嘩しない。
・焼き魚(塩サバや鮭)
→ 酒の旨味がしっかりしてるから、塩気のある料理ともバランス◎
● 酸味・香りの強いものとも相性◎
→ 酸味を受け止めてくれて、口の中でスッと馴染む。クセがまろやかに。
【和食系】
・なます(大根と人参の甘酢和え)
・しめ鯖
・酢の物全般(タコきゅうり、もずく酢、わかめ酢)
・ガリやセロリの酢漬け
・南蛮漬け(アジや鶏肉)
・梅しそ巻き揚げ
・梅肉ソースの冷奴や和え物
【洋食系】
・ラタトゥイユ(トマトの酸味+野菜の旨味)
・トマトベースの煮込み(ミートボールやロールキャベツ)
・白ワインビネガーを使ったサラダ(フレンチドレッシング系)
・ピクルス(酸味強めなら酒が優しく包んでくれる)
【中華系】
・黒酢酢豚
・棒棒鶏(バンバンジー)に黒酢たれ
・酸辣湯(サンラータン)
・油淋鶏(ユーリンチー) ※甘酸っぱいタレがポイント
【韓国系】
・キムチ(乳酸発酵の酸味)
・チョレギサラダ(ごま油+酢ベース)
・ナムルにお酢を少し効かせたもの
● 揚げ物と一緒に
・アジフライ、鶏のから揚げ、天ぷら
→ 油のコクを受け止めて、あと味はすっきり。
衣の香ばしさと酒の旨味がよく合う
● 甘いものとも
・あんこの和菓子(どら焼き、最中)
→ 酒のやさしい甘みと共鳴して、後口が重くならない。
・干し柿、ドライいちじく
→ 果実の甘みと酒の旨味がよく合う。
●フルーツとも
・みかん、りんご、洋ナシ
→ 果物の酸味やジューシーさを引き立てて、すっきりと楽しめる
・いちご
→ 酸と甘のバランスが抜群。酒の旨味がふんわり支えてくれる
出雲の人のように、素朴で誠実で、ゆったりとした味わい。
難しいことは抜きにして、気楽なつまみと一緒に、のんびり楽しんでください。